開花期(春〜夏)のガーデニング

My garden in Spring and Summer 
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2016年のマイガーデン(2)  初夏から秋に向かって
ハウスの周りの春花壇が色あせてくると、夏花壇に向かって様相は一変してくる。現状では暫くは少々淋し・・・花の少ない状況となるが、様々な夏の花がゆっくりと咲きそろってくる。
 
初夏から秋まで花を咲かせるアンセミス・イエロー
 
カスミソウも春の終わり頃から花を咲かせ始める
 
6月中旬の夏花壇、夏の花が咲き始める
 
6月下旬、モナルダを始め夏花が盛りに・・・
 
7月上旬、咲きそろってきた夏花壇の一区画
 
7月上旬、咲きそろってきた夏花壇の一区画
7月に入ると、夏花壇を占める夏花が咲きそろってくる。温室の北を占める夏花壇の一区画は、モナルダを始めとして、エキナセア、ヒャクニチソウ、リンリア、ルリタマアザミ、セージなどが花壇をビッシリと占めるようになった。

ブッドレア・バズとモナルダ、エキナセア
 
矮性でピンクの花を咲かせるモナルダ

白の花を咲かせるモナルダ

ブルーとピンクの花を咲かせるベロニカ
   
今年は一味違う秋の花壇 (今年の夏は涼しかった?)
2016年11月1日、
 例年ならば、花壇のメインに位置する春花壇では、猛暑を経たルピナス、デルフィニウム、ジギタリスなどの本来の宿根草はほとんど壊滅状態となる。そして10〜11月になると、淋しくなった花壇を整備して、来春に向けて準備していた苗を植え始める。ところが今年の夏は、例年に比べると平均気温が高かったといわれるものの、驚くような猛暑の日はさほど多くなく、植物にとっては比較的過ごしやすかったのではなかろうか。メディアでは、今年の夏は暑い日が続くと言われ続け、実際にも平均気温は猛暑日が記録的に続いた昨年より高いという。確かに平均気温の記録としては暑い夏だったのかもしれないが、35℃を超えるような猛暑の日はさほどなかった。例年だとほとんど枯れてしまうルピナスが、今年は約3割(20株ほど)が生き残り、涼しくなって生き生きとした葉を伸ばしてきた。また、同様に例年なら夏に枯れてしまうスカビオサなどはむしろ増殖した状態で残り、マツムシソウらしく秋にも花を咲かせ続けている。宿根リナリアも毎年枯れてしまうことから、こぼれ種で殖えた小苗を定植して維持してきたが、今年は立派な株が残り、花も春から休まずに咲かせ続けている。今まで栽培に成功したことがなかった西洋オキナグサも春から生長を続け、信じられないことに、これもまた春から花を咲かせ続けている。こんな年、いや夏を経験したことがない。 結果として、この冬を経て来年の春がとても楽しみなのだが、この現象は今年だけなのであろうか? 私の技術の向上に負うところ・・・とは決して思えない、とても珍しい現象といえよう。
ルピナス
2016年11月1日
この夏を生き残ったルピナスでは、株の中心は枯れ落ちたものの、根元から小さな芽がたくさん出て生育しているもの(写真右)、彼落ちた株の根元から、目の数は少ないが、立派な芽と葉が伸びてきたもの(写真左下)など、様々な状態で来春に向けた成長を続けている。
 
デルフィニウム
2016年11月15日
ルピナスと並んで、デルフィニウムも夏の暑さに弱い草花として知られている。デルフィニウムを一年草、いや、冬を越すので二年草として捉え、毎年播種することにしている。播種が技術的に難しいことは経験的に感じていたが、この技術を克服したことから容易に苗作りができるようになり、今では毎年大量の苗作りに励んでいる。ところが今年は、いつも枯れるはずの苗が生き残り、来春への生長を続けている。どんな立派な花を咲かせるのか、今からとても楽しみだ。
スカビオサ(西洋マツムシソウ)
2016年11月1日
例年なら夏枯れするスカビオサだが、今年は何と・・・生き延びた。1mくらいの背が高く伸びるタイプ(写真右)も、背が低く地面に張り付くようなロゼットタイプ(写真下右左)もともに元気な株として生長を続けている。また、ロゼットタイプは春から休むことなく花を咲かせ続け、晩秋になってもマツムシソウらしい美しい花を咲かせ(写真下右)て、蜜源不足のなかでひときわ目立って蜜蜂やチョウの訪問を受けている。

 
宿根リナリア 2016年11月1日
今まで夏枯れして宿根にならなかった宿根リナリア(写真下右左)。 今年の夏は立派な株で夏を越えた。花は春から咲き続けている。
 
西洋オキナグサ
2016年11月1日
年中生育を続け、花を咲かせ続けるオキナグサ

春に花つきの株を入手し、庭に直植えにした。今まで夏声に成功したことがないオキナグサ・・・比較的強健な西洋オキナグサからか、今年の夏の気候によるものか、無事に夏超えを終えた株は春の数倍に生長し、花は春から咲き続けていた。こんな経験は初めて。どうしたことだろう。まずは、来春を楽しみにしよう。
カンパニュラ・メイベル
2016年11月1日夏を越したカンパニュラ
カンパニュラは夏の暑さでご臨終になるのが常套。毎年懲りずについ購入してしまう。庭に直植えするので枯らしてしまうのだろうか。 そこで、今年はカンパニュラを素焼き鉢に植え替え、鉢ごと庭に直植え(?)した。梅雨明けにあわせて素焼き鉢を取り出し、風通しの良い半日陰の軒下に移して夏越しさせた。無事に夏越した株を10月の中旬に、再度庭に移す(写真右)。寒さには強いので、まずは安心。来春の花が楽しみ。大きく生長することを信じている。
 
  タナセタム・ジャックポット
2016年11月1日夏を越したタナセタム
宿根草でありながら、一度も宿根したことがなかった。今までこぼれ種で苗が育つこともなかった。 そこで、毎年採種した種を蒔いてつないでいる。春の開花後も一見元気そうに見えても、夏の暑さに呆気なく枯れ上がり、淋しい限りだ。ところがこの夏は不思議なことに、上記の草花と同様に生き延びて、茎や根元から伸びた新芽は確実に生長を続けている。来春にはさらにすばらしい花を咲かせるに違いない。来年のために作ったたくさんの苗はどうしよう。
 2016年11月23日、ハウスのビニール張り
やはり今年は、いや、今年も気候は変!突然の寒波の襲来で、北関東は明日24日の早朝から積雪が予想されるとの天気予報。11月の積雪は50年以上経験のない記録的な現象という・・・本当に? この突然の状況に、昨年よりもかなり早いハウスのビニール張りを急遽行うことにした。今日は、午前中にミツバチの防寒箱を組み立てたり、庭の鉢植えや養生苗をハウスや温室に移動させたりと、とても忙しい一日。昨年建て直したハウスは背丈が3m以上もあるので、実はとても面倒な作業となる。時間の都合で、応急処置を行ったところもあるが、夕方には何とか完了。さて、明朝の雪は・・・?
2016年11月24日、積雪8cmの大雪
明け方から降りだした雪は、昼前には8cmにも達し、心配になったハウスの雪下ろしも行った。雪は午後3時頃にほぼ止み、比較的気温が高いせいか急速に解け始めた。この大雪は大きな被害を起こさなかったものの、庭の草花には冬への入り口として、大きな衝撃になったに違いない。

雪を被って解けるように崩れ落ちたチトニア

元気に咲き続けていたヒャクニチソウも、これでダウン
   
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